サターンパッドを PS3 で使えるようにするために、「サターンパッドUSB化基板Ver6」を購入したところまで前回の記事で書きましたが、今回は基板交換前の準備と手入れについて。
方法は「サターンパッドUSB化基板Ver6」の解説ページの内容を参考にしています。
※言うまでもないことですが、すべて自己責任でお願いします。
まずは分解
初めに、パッドの裏側からネジを 5 ヶ所外してケースを開きます。
驚くほど単純な構造ですね。
基板のパターンや接点もすごくシンプルで逆にビックリ……。
まぁ各ボタンを押したときに反応して信号を送るだけですから、当たり前っちゃ当たり前なんですが。
何だかちょっと拍子抜け。
ちなみに、方向キーと 6 ボタン、スタートボタンのところにある青い部分だけゴム製(基板との接点)で、あとはすべてプラスチックです。
では、さらに分解していきましょう。
まだまだ。
これですべて分解されました。
ちなみに方向キーについては、USB化基板の解説ページでも書いている通り、ちょっと固めに取り付けられています。
しかも白い部品のハネ部分が薄いので、ムリヤリ手で外そうとすると折れそうな感じ。
なので、マイナスドライバーを根元まで押し込んでみると、テコの要領で意外と簡単に外れました。
間違ってもハネ部分に力を加えたりしないように。
(あ、もちろん自己責任で!)
分解した部品を水洗い(プラスチックパーツのみ)
分解した部品のうち、プラスチックのパーツは中性洗剤で歯ブラシを使って洗います。
(とりあえず「エマール」を使っときました)
水で洗剤を流したあと、水気を切って完全に乾くまで干しておきます。
プラスチックのパーツは、とりあえずこれで終わり。
ゴムパーツを拭いておく
USB化基板の解説ページには、「ゴムボタン、特に接点部分(裏側にある黒い丸)はエチルアルコール、手許に無い場合はCDやビデオテープ等のヘッドクリーナー液を使ってティッシュペーパーで拭いてから」とありますが、ウチにはどちらも(エチルアルコールもヘッドクリーナー液も)ありません。
そこで、色々調べてみたんですが、両方とも簡単に手に入れることはできるものの、あまり少ない容量では売っていない様子。
たったこれだけのために 200ml とか 500ml とか買うのは、あまりにももったいない。
よくよく考えてみると、ゴムパーツ(接点部分)を拭くのは感度を良くするためですから、汚れや脂のようなものを取ることが目的のはず。
ということは、別にエチルアルコールやヘッドクリーナー液じゃなくても、他に代用できるものがあるのでは……。
で、ピンと来ました。
「メガネのレンズ拭き」です。
普通、メガネのレンズを拭くときは専用の柔らかい布を使いますが、ドラッグストアなどで市販されているレンズのクリーナーがあり、その成分はアルコールなんです。
そんなわけで手元の「メガネレンズクリーナー」を探してみたところ、当たりでした。
成分は「イソプロピルアルコール」とあり、調べてみたらエチルアルコール(=エタノール)との違いもほとんど無さそう。
「ある種のプラスチックやゴムを侵す」という記述も見かけましたが、ヘッドクリーナー液の成分がイソプロピルアルコールという情報もありますし、よほど大量・長時間使わなければ大丈夫のようです(たぶん……)。
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これで、ゴムパーツの準備も完了です。
残るは組み立て
すべてのパーツの掃除も終わり、あとは組み立てを残すのみ。
そのとき、方向キーにグリスを塗っておくと、操作時の感触が軽くなるそうです。
もちろんグリスも購入済み。
プラスチックのパーツが完全に乾いて、注文していた USB 化基板が届いたら、すべての準備が整います。
あぁ楽しみ!