ステロイドの終了にあたって、新しく説明・紹介された「デフィブラーゼ」という薬についてまとめておく。
説明用に渡された紙によると、「南米のクサリヘビの仲間の毒から抽出、精製された高分子蛋白でできた物質」と書いてある。
マムシなどが持つ神経毒とは違って、噛み付いた相手を失血死させるための毒らしい。
で、その毒を精製して作られたのが「デフィブラーゼ」なんだそうな。へぇ。
要は「どこかに血栓があるかも知れなくて、そのせいで耳の聞こえが悪くなっている場合もあるから、血の巡りを良くしたら治ることがあるかもよ」的な治療ということ。
効果がある(症状が改善する)可能性は 3 人に 1 人くらい。
「しないよりマシ」くらいなのかと思いきや、期待したくなるくらいの確率ではある。
実際に使うとなると、基本的には 1 日置きに点滴をして、合計で 10 回分投与するとのこと。
初回は強めにいくために 2 回分投与するらしいので、結果的に 9 回点滴をすることになる。
期間にして約 3 週間。まぁまぁ長い。
ただ、まとめて投与しないと効果が薄いステロイドと違って、この「デフィブラーゼ」はある程度は間が空いても良いらしいので、状況を見ながら対応はできそう。
話が若干ややこしいのは、より効率的な精製方法が開発されたとか何とかで、新たな供給が来年の 6 月までストップするらしい。
「精製方法が変わったら、また国(厚労省?)の認可が必要になる」というのがその理由。
ということは、それまで現在流通している分(在庫)で各病院は対応することになる訳で、僕が通院している病院(クリニック)では現在 6 人分を確保。
で、この説明をしているのは、僕が「2 人目くらいです。いや、1 人目だったかな?」みたいな状態だったので、すぐになくなることはなさそう。
どちらにしてもしばらくは様子見だけど、もし残りが少なくなったりしたらちょっと考えないとな。
もちろん症状が悪くなったら、すぐにでも試してみたい気はするけども。