アート活動およびアート作品は、鑑賞者の理性や論理を飛び越えて、感情や感覚に直接訴えかける可能性と義務を併せ持っている。
つまり鑑賞者が普段の言葉で感想を述べているということは、その作品は責務を果たしていない。
本当に衝撃的な作品に出会ってしまうと、何も言葉が出なくなる。
それはむしろ自然なこと。
でも人は感想を言いたがる。
それも、的の真ん中を狙って。
それを言わせないほど、理性や論理を飛び越えられるか。
アートとそうじゃないものとの違いって、つまるところそういうことなんだろうなと思う。