「表現」ってなんだろうなー、ということをボンヤリ考えることがときどきあります。
これはもう数年前から、ずーっと。
事ある度に考えていますが、なかなか明確な答えは出ないものです。
まぁ正直なところ、「答えなんて出ないんだろうなぁ」と半ば諦めてますが。
その問いに対する答えによって、「自己表現」の意味も変わってくるし「アート」やら何やらの定義も変わってきたりするのが困りもので。
要するに、いろいろなものの根底にあるものなのです(と僕は考えているのです)。
だからこそ、簡単に答えが出せないんでしょうけど。
ただ、どんな答えになろうが、絶対に変わらないことが少なくとも一つだけあります。
それは、「発信者と受信者が存在する」ということ。
言葉を替えれば「表現はコミュニケーションである」と言うこともできるでしょう。
発信しなければ、そしてそれを受信する人(見たり聞いたり感じたりする人)が居なければ、それは「表現」ではないのです。
作品を世に問う行為を「発表」と呼んだりしますが、ひょっとしたら「表現を発する」という意味なのかも知れません。