考えてること・考えたこと

【雑記】足と靴の関係。

足に合わない靴を履き続けることは、とてもつらい。
骨は圧迫されるし、皮膚は擦れるし、水ぶくれが破れれば血や体液が流れ出てくる。
その傷口から細菌などに感染して化膿する恐れも。
そうした傷や痛みをかばうあまり歩き方が崩れたり変な体勢になってしまったり。
とにかく、何一つ良いことなどない。

それを解決するための方法は、次のどちらかだ。
靴に合わせて足の形を変えるか、足に合わせて靴を履き替えるか。
ただ、前者はほとんど不可能なので、必然的に後者が唯一の方法となる。

当たり前といえば当たり前の結論。
足の形を変えることなどできないから、新しい靴に替えたり履いていた靴を直したりする。
考えるまでもなく、当たり前のことだ。

でも、それが例えば目に見えないものの場合、「足の形」を「靴」に合わせて変えようとすることが多い。
すごく多い。

ものすごく痛みがあるのに、だらだらと血も流れているのに、その原因が「足に合わない靴を履いているから」とは考えない。
「足の形を変えればどうにかなる」と思っている。
「足に合った靴に履き替える」ことはできないと思っている。
そもそも「足に合わせるか、靴に合わせるか」という選択肢が存在していない。
ほとんど盲目的に、何も考えないまま「足の形」を「靴」に合わせようとしている。

無理に無理を重ねて、ひずみはどんどん積み重なっていく。
傷や痛みが癒えることもない。
そのことに疑問を抱くこともなく、ただただ耐え忍ぶ。

足に合わない靴を履き続けることは、とてもつらい。
何一つ良いことなどない。
けれど、靴を替えることもできない。
それはとても不幸なことだ。

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