日記

笹井さんの会見を見た感想。

小保方さんのときと同じく STAP 細胞についての根拠とかについてはよく分からなかったんですが。

要するにこの会見で笹井さんが言っていたのは、
「自分がこの研究や論文作成に関わったのは最終段階なので、それまでの実験についてはよく分からないし責任もない」
「STAP 細胞(現象)があるという根拠は崩れたが、STAP 細胞(現象)があるということを前提にしないと説明できないこともいくつかあるので、その有無を検証することは非常に有意義」
という感じのことなんだろうなぁ、と。

前者については責任逃れと取られてもおかしくない(というか僕もそう感じる)んですが、後者については科学者として正しい姿勢だと思います。
テレビのコメンテーターで「煮え切らない男だな!」みたいなことを言ってる人が居ましたけど、一般的にはそう思う人が多いってことなんでしょうね。
記者もしつこく「STAP 細胞はあると思いますか?」とか訊いてましたし(「科学は宗教ではないので信じるとか信じないとかではない」という返しはなかなか秀逸)。
「ある」って言ったら言ったで「じゃあその根拠を示せ!」って話になるに決まってますからね……。

「絶対」とか「間違いなく」とか「必ず」とか、そういう類の言葉を発する人は科学者ではない(主に政治家)ですし、「とにかく検証実験の結果で判断しましょうよ」というのは誰も反対する人は居ないはずなんですが。

結論としては相変わらず「第三者が実験して存在を確かめるしかない」というところに落ち着いちゃう訳で、責任論とか論文を撤回するかどうかとかはとりあえず別でやりながらそっちの準備を早急に進めて欲しいですね。
マスコミも我々一般市民も、そろそろじっくり推移を見守る段階に入っていいんじゃないでしょうか。
(だってよく分かんないんだもの)

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