3 月 16 日、17 日、23 日と、延べ 3 日間に渡って『涼宮ハルヒの憂鬱』が WOWOW で放送されていたので、全部録画してみた。
全 28 話なので、Wikipedia によると「2009 年版」らしい。
今は第 11 話(『孤島症候群・後編』)まで観終わったところ。
次からはいよいよ苦行(?)として名高い『エンドレスエイト』。
どうなるんだろう。
とりあえずこれまでの感想を書き残すとすると……。
まぁ……、面白くないことはない。
というか、面白いのか面白くないのか判断に苦しむ。
どう評価すればいいのやら。
ただ、厨二病感が激しく強い作品であることはよく分かった。
微妙に古臭い言葉遣いをしたり(「どうして○○しなくてはならんのだ」とか)、「トートロジー」みたいなちょっと難しめな言葉を散りばめたり、そもそもの設定として「この世界は本当は誰かの夢なんじゃないか」的なことを盛り込んだり。
学生が膨らませる色んな妄想をいっぱい詰め込んで具現化(言語化・ビジュアル化)したような。
観始める前の想像ではもっと落ち着いた感じでリアリティのある世界観かと思っていた。
ところが、第 3 話くらいの時点で既に宇宙人と未来人と超能力者が登場して(自己紹介までして)、涼宮ハルヒという人物がどのように鍵となっているかをぞれぞれが事細かに説明までしている。
そういう意味ではテンポが良いのかもしれないけど。
ここまでハイテンションで展開していくとは思ってなかった。
いろいろツッコミどころはありそうだし、ちゃんと詳しく検証していったら結構な矛盾点が出てきそうだけど、ちゃんと考えたらむしろ負けのような気もするので、展開の早さに誤魔化されて考えなかったことにする。
結構な確率で「あ、ここ『エヴァ』っぽいな」とか「これ『ナウシカ』(というか巨神兵)じゃないのか」とか、他の作品のことをイメージしてしまうことがあるのも気になる。
わざとやってるのかも知れないけど。
長門さんはどうやっても綾波レイにしか見えない。
『孤島症候群』での隠れてる人物の描き方なんて、もろに『コナン』だしなぁ。
(Wikipedia で調べてみたらやっぱりそうだった)
あと、絵柄とか声とかもちょっと……。
最近の作品みたいに「見てられない」という程ではないけど、どうもこういう感じは苦手。
特にウィンクしたときに目の不自然さが際立つ。
気にならない人はならないんだろうし、逆に好きなんだろうけど。
時間を跨ぐ設定だから同じキャラでも違う年齢で登場するから、それに合わせて声色を変える声優さんたちの仕事は大変だしさすがだと思うんですけどね。
それにしてもあの猫撫で声というか、「ふわぁぁぁ〜」なのか「ひやぁぁぁ〜」なのか分からない幼すぎる声はどうもすんなり入ってこない。
これから進んでいけば違った展開もあるんだろうか。
キョンの両親が一切登場しないのも何かの伏線だったりするのかな。
せっかく録画したし、うまい具合に 3 月中は時間もあるし、とりあえず全部観てみようとは思う。