感想とか

どうやら僕は典型的な「内向型人間」らしい。

内向型を強みにする』という本を読み進めている最中なんですが、これによると僕は典型的な「内向型人間」みたいです。
「自己診断テスト」の結果、ほぼ 100% 当てはまりました。
その他、本文中に出てくる「内向型とは」とか「内向型と外向型の違い」とかを読んでいても、バシバシ自分のことを個人的に言い当てられているような気分。
ここまで当てはまってしまうと逆に「僕だけじゃなくて全ての人に言えることなんじゃないのか?」という疑問が湧いてきますが、本書によると内向型の人は全体の 25% ほどとのこと。
つまり、僕のような人間ではない(=外向型の)人たちの方が圧倒的に多いらしい。
むしろ僕はその数字の方が信じられないんですけどね……。
(言い当てられる度に、「こうじゃない人の方が世の中には多いのか……」という)

内向型と外向型の違いについて、最初に大きく三つのことを本書では挙げています。
ざっくりまとめると……、

一つ目は「エネルギー源」。
内向型はアイデアや感情など自分自身の中にあるものをエネルギー源としているのに対し、外向型は外部の刺激からエネルギーを得ている。内向型は「充電式のバッテリー」、外向型は「ソーラーパネル」。

二つ目は「外部の刺激に対する反応」。
内向型は外部の刺激を受けるとすぐに許容量をオーバーしてしまい、しばしば思考停止に陥る。そのため、それがどんなに楽しい時間や空間であるにせよ、一定量の刺激を受けた内向型の人はエネルギーを補充するための休息を必要とする。
外向型はより多くの刺激を求め、むしろそれによりエネルギーを補充する。

三つ目は「情報や経験に対するアプローチ」。
内向型は「深さ」を好み、自らの経験を制限しようとする。少ない友人と親密な付き合い方をしたり、外界からの吸収した情報についてじっくり咀嚼して深く考えようとする。外向型は「広さ」を好み、大勢の友人、たくさんの経験、すべてについて少しずつ知ることを求める。

……この時点で僕は完璧に内向型であることを確信しました。

「自分はどこか異常があるんじゃないか」とか「発達障害の傾向があったりするのかも知れない」とか、いろいろ考えることも多かったんですが、何の事はない、ただ単に「内向的」というだけのことのようです。
自分のことをここまで客観的に言語化してくれているのは初めてのことなので、驚きと同時にほっと一安心。
ようやく自分の取扱説明書を手にすることができたような気がします。

本書では「なぜ内向型の人が生きづらさを感じるのか」や「内向型という特性を活かした生き方」などについても触れられており、それもかなり具体的な内容なので、「内向型なのは分かったけど、で、どうすりゃいいのよ?」ということにはならないと思います。
いわゆるハウツー本ではないんですが、「これで良いんだ」「自分はこういう特性があるから気を付けよう」と考えることができるだけでも、かなり生きやすくなるはずですからね。

まだ最後まで読んだわけではありませんが、これはたぶん一生手放せない本になりそうです。
何回も読み返すことはもちろん、周りの親しい人に読んでもらわないと。

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