考えてること・考えたこと

【雑記】人が分からない。自分が分からない。

自己分析としてずっと「人のことを信じられなくなった」のだと思っていたけど、どうもそれはちょっと違っていて、「人のことが分からなくなった」が正しいのかも知れない、ということに気付いた。
もう少し正確に言うと「分かってなかったことが分かった(分かってしまった)」という感じ。

これまで僕は可能な限り「世のため、人のため」になるよう考えたり行動したりしてきたつもりだ。
でも、どうやらそれが実際には「世のため、人のため」になっていなかった、らしい。
ということに気付いてしまったとき、「分からなくなってしまった」。

「えーと、じゃあどうしたらいいのかな」
「割と全力で頑張ってきたつもりなんやけど、それが全部間違ってたんや。そうかそうか」
「やれるだけのことをやってダメって言われたらなぁ、どうしようもないなぁ」
「え? いや、ホンマにどうしたらいいの?」
そんな感じ。

基本的に人って自分を基準に物事を考える。
「こうしてくれたら自分は嬉しいから、人にも同じことをしてあげよう」という風に。
僕は今、人に何をしてあげたら喜んでくれるのか、まったく分からない。
そしてその基準になるはずの「自分」ですら喜ばせることができないでいる。

僕は何をしたら、何をしてもらったら、喜びを感じるのか。
本当に分からない。
これまでの人生を振り返って「嬉しかった瞬間」というのを思い出そうとしているのだけど、靄がかかったみたいに記憶の輪郭が曖昧になっている。
だから今誰かに「何をしてほしい?」と尋ねられても、たぶんきちんとした答えは出てこない。
「僕は何をしてもらいたいんだろう?」「僕はどんなときに喜びを感じるんだろう?」
その場で深く悩んでしまうに違いない。

多くの人が喜ぶようなことを、僕自身が体験してこなかったということだろうか。
その喜びを実際に体験したことがなければ、「これを人にもしてあげよう」とはならない。

どうしよう。
本当に、どうしたらいいんだろうか。

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