クラシック音楽って、僕にとっては「興味はあるけど何となく遠い存在」という感じのものなんですよね。
そこで、とりあえず聞いたことのある言葉や用語について、ものすごく簡単に調べてみました。
細かいことまで調べたりまとめたりしようとすると、それこそアタマが爆発することになるので、とにかく簡単に。
では、いざ!
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「クラシック音楽」とは
まずは超基本から。
クラシック音楽(クラシックおんがく)とは、直訳では古典的(classical)音楽であるが、一般には西洋の芸術音楽を指す。「クラシック音楽」の対語としてしばしば「ポピュラー音楽」が使われる。
細かな分類はいろいろありますが、一つ一つ調べていくとドツボにはまってしまいそうな感じ。
なので、この程度で留めておきます。
「オーケストラ」とは
次に、よく聞く「オーケストラ」について。
何となく使ってる言葉ですが、厳密な定義について知っている人って意外に少ないんじゃないでしょうか。
オーケストラ(英: orchestra、独: Orchester)は、管弦楽団とも呼ばれ、管弦楽曲、すなわち複数の弦楽器、管楽器および打楽器の編成による音楽を演奏するために組織された団体である。主にクラシック音楽を演奏するが、ラテン音楽やジャズ、その他のジャンルを演奏する団体もある。
オーケストラは通常、指揮者により統制されて演奏する。
大規模なものの中には交響楽団(symphony orchestra)と呼ばれるものもあり、小規模で弦楽器中心のものは室内管弦楽団あるいは室内オーケストラ(chamber orchestra)、ダンス音楽や行進曲などを演奏するさらに小規模な編成のものはバンドなどとも呼ばれる。フルートオーケストラやマンドリンオーケストラ、ウインドオーケストラ(管楽器のみ)という言葉も使用されているが、それらは以下で述べる厳密な意味でのオーケストラではない。
「オーケストラ=管弦楽団」なんですね。
その中で大規模なものは「交響楽団」と呼ばれるものもある、と。
これまた使われる楽器の編成などでいろいろ分類があるようですが、ここでは割愛。
また、オーケストラで演奏される曲を「管弦楽曲」と呼ぶそうです。
管弦楽曲(かんげんがくきょく、かんげんがっきょく)は、管楽器(木管楽器、金管楽器)、弦楽器および打楽器からなるオーケストラ(管弦楽団)によって演奏される楽曲を指す。管絃楽曲とも書く。
「交響曲」とは
オーケストラで演奏される曲といえば「交響曲」。
というイメージが僕の中にあります。
でも、これも厳密な定義や意味はよく分かってませんでした。
交響曲(こうきょうきょく)は、主に管弦楽によって演奏される多楽章からなる大規模な楽曲。シンフォニー(英:symphony、独:Sinfonie, Symphonie)、シンフォニア(伊:sinfonia)とも呼ばれ「管弦楽のためのソナタ」である。
原則として4つ程度の楽章によって構成され、そのうちの少なくとも1つの楽章がソナタ形式であることが定義であるが、特に近現代においては、例外も多い。
なお、交響楽(こうきょうがく)ともいうが、どちらもドイツ留学経験のある森鴎外による訳語である。
えぇと、これを読んでもよく分かりませんw。
「管弦楽のためのソナタ」っていわれても。
とりあえず「交響曲=管弦楽」であることは確かなようです。
「ソナタ」とは
これもよく聞く「ソナタ」。
「交響曲」の説明にも使われていたので、調べてみました。
ソナタ(イタリア語・sonata、「演奏されるもの」の意)は、西洋音楽における器楽曲(室内楽曲)のひとつ。多く、複数楽章から成る。滅多に使われないが奏鳴曲(そうめいきょく)と訳される。
……さっぱり分かりませんw。
ソナタとは、声楽曲を意味する「カンタータ」に対して、器楽曲(室内楽曲)のひとつで、複数の楽章から構成される曲のことをいいます。
バロック時代までのソナタは、3人あるいは4人で演奏し、複数の舞曲を組み合わせた組曲やひとつのメロディをいろいろな舞曲でアレンジした変奏曲を指していたので、古典派以降のソナタや、ソナタ形式とは異なります。
通常、ソナタという時は、古典派、ロマン派のソナタを指し、第1楽章のソナタ形式を含む3楽章または4楽章から構成される器楽曲(室内楽曲)を指します。
つまり「歌じゃなく楽器を演奏する曲」ということなんですかね。
ただ、「器楽曲(室内楽曲)のひとつ」とあるので、楽器を演奏する曲の中でも「ソナタ」と呼ばれるための形式はあるようです。
うーん、いよいよややこしい……w。
ちなみに、「ソナタ形式」は「ソナタ」ではないそうです。
ソナタ形式(ソナタけいしき)は、楽曲の形式のひとつ。古典派の時代に大きく発展した楽曲形式である。
古典派ソナタや、古典派ソナタに類似している交響曲、独奏協奏曲、弦楽四重奏曲などの、第1楽章や終楽章に多く見られるところからソナタ形式と呼ばれている。ソナタ形式=ソナタの形式ではない。
「協奏曲」とは
「交響曲」と並んで、クラシック音楽の中ではよく聞く曲の種類(?)です。
協奏曲(きょうそうきょく、伊: 英: 仏: concerto、独: Konzert)は、今日では主として一つまたは複数の独奏楽器(群)と管弦楽によって演奏される多楽章からなる楽曲を指す。イタリア語のままコンチェルトともいう。
ときどきオーケストラや指揮者の前で楽器を演奏している映像を観ることがありますが、それがつまり「協奏曲」を演奏しているところだったんですかね。
例えば「ピアノ協奏曲」であれば、「ピアノ+管弦楽(オーケストラ)」ということでしょうか。
「組曲」とは
オーケストラとは関係ない場面でもよく見かける言葉ですねw。
組曲(くみきょく、英語:suite)とは、いくつかの楽曲を連続して演奏するように組み合わせ並べたものである。
元々は別だった曲を組み合わせたもの、ということのようです。
ほー、そういうのもアリなんですね。
これも時代などによって定義が異なるようです。
ちなみに、「交響組曲」というのもあります。
交響組曲(こうきょうくみきょく、英語ではsymphonic suite)は、主としてオーケストラのための組曲の一種。明確な定義はないが、標題性の強い楽曲がほとんどである。一部の作品は多楽章形式による交響詩の変種と捉えることもできる。
作曲者(または編曲者)自身によって交響組曲と名付けられる場合と、通称として用いられる場合がある。しかし定義が曖昧なこともあって、その組曲が交響組曲に該当するかどうかについて明確でないことも多い。
映画、テレビアニメ、テレビゲームなどの音楽を管弦楽用に編曲した組曲にも交響組曲と名付けられたものは多い(前述の『キージェ中尉』『波止場』もこれに該当するといえる)。これらに関しては、単に演奏会用オーケストラ組曲の意味で名付けているとも考えられる。
そういえば昔、「迷宮組曲」ってゲームもあったなぁ……。
「吹奏楽」とは
吹奏楽(すいそうがく)は、もっとも広義には、管楽器を主体として演奏される音楽の総称。一般には、ヨーロッパの軍楽隊およびアメリカのスクールバンドの編成、すなわち西洋の木管楽器・金管楽器を主体とし、打楽器やその他を加えた十数人から100人程度の編成で演奏される音楽を指す。軍隊や国民の士気を鼓舞するためのものなどの実用音楽として発達したが、今日では、音楽ホールにおける演奏会や、マーチングバンドなどの活動が中心となっている。
何か知らない定義でもあるのかと思いましたが、意外とそのままでした。
ただ、「ブラスバンド」には木管楽器を含まないので、「吹奏楽」とは異なります。
かなり混同してる人も多いと思いますが、ここは注意が必要。
ブラスバンド(またはブラス・バンド)は、狭義において金管楽器を主体として編成される楽団。金管楽器と打楽器によって構成され、木管楽器や弦楽器は含まない。なお、ブラス (brass) とは金管楽器の主材料である黄銅(真鍮)の英称である。
日本においては、世間一般的な認識・用法として戦前からいわゆる吹奏楽団、特に学校や職場もしくは市民団体などのアマチュア吹奏楽団を指して「ブラスバンド」と言うことがある。そのため、純然たるブラスバンド編成の団体名に金管バンドと謳うケースも見受けられる。イギリスでは吹奏楽はウィンド・バンド (Wind band) として明確に区別されている。
「ピアノ三重奏曲」「ピアノ五重奏曲」とは
ピアノ三重奏曲(ピアノさんじゅうそうきょく)は西洋音楽における室内楽曲の形態の1つ。通常はピアノ、ヴァイオリン、チェロの三重奏による楽曲を指す。一般にソナタと同じ構成を持つ複数楽章から成る楽曲が「ピアノ三重奏曲」と名付けられる。すなわち、急-緩-舞-急の4楽章または急-緩-急の3楽章から成っていて、第1楽章がソナタ形式となっているのが基本的な形である。
ピアノ五重奏曲(ピアノごじゅうそうきょく)は西洋音楽における室内楽曲の形態の1つ。ピアノと弦楽四重奏の編成によることが多い。しかし、フランツ・シューベルトの『鱒』のようにピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスという編成もある。一般にソナタと同じ構成を持つ複数楽章から構成される。すなわち、急-緩-舞-急の4楽章または急-緩-急の3楽章から成っていて、第1楽章がソナタ形式となっているのが基本的な形である。
いずれも「ピアノ+弦楽器」という構成ですね。
ここでも「ソナタ」が基本になっているようです。
あまり気にしたことはなかったんですが、クラシック音楽において「ソナタ」って意外と重要なファクターなのかも。
「フィルハーモニー」とは
様々なオーケストラ(管弦楽団)の名前によく付いている「フィルハーモニー」。
これも今まで気になりつつスルーしてきましたが、いざ調べてみると意外に単純な答えでした。
フィルハーモニーは「愛する」という意味の「フィル(フィロソフィー=愛知=哲学のフィロと同じ)」に「音響」という意味(一般に和声と訳される)ハーモニーを合わせた言葉ですから、日本語の「音楽」に近い字義です。
»オーケストラで、交響楽団と管弦楽団とではどこが違うのでしょうか、フィルハーモ... - Yahoo!知恵袋
「調和を愛する」が原義。ドイツ語。英語では"philharmonic"。
オーケストラの名称に冠されることが多い。
フィルハーモニーという意味は?
これは、街の音楽好きで結成された、「音楽愛好会」という意味らしいです。
例えば、昼はパン屋さんで、夜は音楽を趣味として演奏する方々・・
ところが、演奏が好評を得て、それがいつのまにか、本職となっちゃた・・みたいな・・。
たぶん、スタートとしては、このあたりなんでしょうね^^
»フィルハーモニーの意味は??|音響のスコラ '''音と音楽を学びたい方への講座''
明確な定義がされているわけではありませんが、要するに「音楽を愛する」という感じで深い意味はなさそうです。
代表的なところでは「ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団」や「ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団」などがありますが、これも単に「ベルリン管弦楽団」や「ウィーン管弦楽団」よりは、「フィルハーモニー」が付いていた方が何となく響きも良いですしね。
ただ「ベルリン・フィルハーモニー」のように、コンサートホールの名称という場合もあるので、勘違いしないように気を付けたいところです。