最近 Twitter でちょくちょく「ニキ」という言葉を見かけます。
文脈からして「バカにしてるんだろうなー」くらいには思ってたんですが、正確な意味までは知らなかったんですよね。
で、調べてみました。
そしたら、「ニキ」と同じような言葉で「ネキ」ってのもあるみたいで。
どちらも同じような使い方をするそうです。
これらはいったいどういう意味で、どんな使い方をすれば良いんでしょうか?
「ニキ」「ネキ」の意味と起源
結論から言うと、
- 「ニキ」……「アニキ」の略
- 「ネキ」……「アネキ」の略
だそうです。
2 ちゃんねるの「なんでも実況 J」という板(スレッド)から広まったんだとか。
いろんな言葉が生まれますねぇ。
では、その「アニキ」はどこから来たのか。
それは、広島カープと阪神タイガースで活躍した金本知憲元選手。
彼は現役時代から「アニキ」と呼ばれていましたよね。
1492 試合もフルイニング出場した鉄人ぶりもさることながら、ここぞの場面で決めてくれる頼もしさから尊敬を込めてそう呼ばれていました。
そこから転じて、頼りになる人を「ニキ」と呼ぶようになったそうです。
(なぜ「ア」だけ略したのかは分かりませんが)
「ネキ」は単純に「ニキ」の女性版という感じ。
特にモデルとなる具体的な人は居ないようですね。
「ニキ」があるなら「ネキ」も要るだろう、くらいのノリでしょうか。
基本は尊敬だけど、皮肉った使い方も
ここまで書いたように、「ニキ」や「ネキ」はあくまで尊敬の念を込めた言葉です。
が、大物ぶっているような人物に対して、皮肉を込めて「○○ニキ」と呼ぶこともあるようですね。
僕がよく Twitter で見かけるのは、こちらの使い方をしている「ニキ」だったようです。
どちらの「ニキ」「ネキ」なのかは文脈から読み取るしかありません。
中には半角で「ニキ」と書いている場合もあるので、そうであればまだ分かりやすいんですが。
「はいはい、すごいすごい ( ´Д`)」っていうニュアンスですかね。
自分を大きく見せようとする人に向けて使われる傾向があるようです。
ちゃんと読めばどちらの「ニキ」かは分かるはずなので、注意して読み取りましょう。
「ニキ」の具体例
せっかくなので、Twitter で話題に上っている「ニキ」を調べてみましょう。
2019 年 8 月 20 日現在、よく出てくるのが「田所ニキ」という言葉・人物です。
この人、「田所雅之」という人みたいですね。
『起業の科学』という本を書いている人です(知らんけど)。
話題の中心は「2000 社のデューデリジェンス(DD)を経験」というその経歴。
僕はこの「デューデリジェンス(DD)」が何なのかは分かりませんが、分かる人からしたら「2000 社って(・。・)」という感じみたいです。
完全に総ツッコミ状態。
どうやら「はいはい、すごいすごい ( ´Д`)」の方の「ニキ」ですね(笑)
DD1社するのに2週間かかるとして、24-25社/年。2000社するなら80年以上かかる。
田所ニキ、悟空か?
— 坂口ジャス子 (@jusco0) August 17, 2019
記事中に2000社のデューデリジエンスと書かれてますけど、これって一般的な意味でのデューデリジエンスなんでしょうか?
まともにデューデリジエンスやったら1社あたり最低数日はかかるかと思いますが、それだと20年以上かかる計算になるので気になります。 pic.twitter.com/J9xwaryZg5— ゆきぴよ (@yukipyo77) August 17, 2019
何やら香ばしいニオイがしますねぇ(・∀・)
あまり大規模な炎上にはならないでしょうが、局所的にはしばらく燻り続けそうです。