録画で見た昨日の『ちちんぷいぷい』の石田さんのコーナーで、配偶者控除が特集されていた。
その中で、いわゆる「103 万円の壁」と「130 万円の壁」を無くしてしまおうという安倍首相が掲げる「ウィメノミクス」について、「本当に女性を社会進出させたいなら、壁を無くすんじゃなくて、壁となっている金額を上げればいいだけのこと 」と言っていた。
で、「ただ壁を無くすだけというのは、単なる増税ですよ」と。
僕も「壁を無くしたからって女性が社会進出するようになるか？（っていうかならんだろ）」とは思ってたけど、「金額を上げればいいだけやん」という発想はなかった。
でも言われてみれば確かにその通りで。
「女性にもっと働いてもらう」ことが目的なら、配偶者控除とかは残したまま、もっと働ける制度にすればいいんであって。
それをしないでただただ「壁を無くす」ことしかしないというのは、やっぱり「もっと他の理由があるんじゃないか」と考える方が自然なんよなぁ。
まったく働いていない（収入がない）人たちとのバランスを考えて、ってことなのかも知れないけど、じゃあ果たして働いていない人たちと 103 万円未満に抑えながら働いてる人たちとを比べたときに、世帯収入が苦しいのはどちらが多いのか、って話で。
感覚的には後者の方がしんどい生活を送ってるような気がするんだけど。
本気で「女性の社会進出」って言うなら、もっと他にもやらなきゃいけないことがたくさんあると思うんですけどねぇ。