WOWOW で放送されていた『涼宮ハルヒの憂鬱』(2009 年版)をようやく全話観終わった。
色んな伏線が張ってあったのでどんな終わり方をするのかと思ったら……、何だあのラブコメ展開は!
もうちょっと手応えがあると期待してたんだが……。
途中、猫のシャミセンとの会話で「真に分かり合えているかどうかを確かめることなど不可能」みたいなことが出てきて、「これがクライマックスの核になるのかなー」なんて思っていたら、全然関係ないでやんの。
これまで「世界を再構築」とか「自律進化の可能性」とか散々言ってきたのに、最後は結局何にも触れずじまいだもんなー。
まぁ、敢えて「ありふれた日常」みたいな感じで描いたのかも知れないけど。
それならそれでもう少し「後味の悪さ」みたいなものは欲しい。
キャッキャウフフで終わられても困る。ってか観てるこっちが恥ずかしい。
あと、文化祭で上映した映画をそのまま放送するとか、バニー姿のままステージで演奏するとか、あの辺りは正直『エンドレスエイト』より観てるのがツラかった。
早送りしたい衝動を抑えるのが大変だったわ。
それなりに意味があるのは分かるんだけども、それでもやっぱりああいうのはちょっとしんどいッス。
ひょっとしたら映画版(『涼宮ハルヒの消失』)で伏線を回収するつもりなのかなぁ。
一応それも放送してたから録画したけど。
これで映画版もキャッキャウフフだったら……、もういろいろと諦めるしかないな。