小林賢太郎演劇作品『振り子とチーズケーキ』を観てきました。
会場は福島にある ABC ホール。
200 席あるかないかという小さな劇場です。
いやー、大満足。
やっぱり演劇って良いなぁ。
映画やドラマも良いんですけど、生の舞台はやっぱり楽しいです。面白いです。
素直に大笑いできる自分が今日は居ました。
席は前から 4 列目のやや右寄り。
演者の顔もよく見えて、微妙な仕草や表情の変化までしっかり観察できました。
小林賢太郎という人は本当に顔がよく動きます。
どうやったらあんなに動かせるようになるんだろう。
日々の鍛錬の賜物なんでしょうけど。すごいなぁ。
今回は敢えて小さな劇場を選んで回っているそうですが、作品を観ればその意味が分かります。
この作品を 3 階席まであるような大きな劇場でやるのは、確かに合わない。
「パッと見は地味だけど味わいは実に濃厚」な感じが会場の小ささを求めるんでしょうね。たぶん。
派手な照明や大掛かりな舞台装置も特になし。
「ポツネン」や「小林賢太郎テレビ」からのフィードバックが随所で生かされているような演出でした。
アンケートには「色々と考えさせられる」と書いたんですが、より正確に表現すると「色々と考えるきっかけになる、そうしないといけないと思わせてくれる」内容でした。
今の自分の状況と重なる部分が多くあって、「これはオレか」的な場面もけっこうあったんですけど、こうした作品がたくさんの人たちに受け入れられ評価されるということは、同じような状況で同じような悩みを抱えている人もたくさん居るのかなぁ、なんてことも思ったり。
少しずつでも動くこと。
正直に生きること。
カッコ悪い自分を認めること。
そんなことの大切さを教えてくれる作品でした。
そういえば、振り子って時計のメタファーだったりするんですかね。
劇中でも時計っぽい動きをしている(ような気もする)場面がちょいちょいあったし。
「止まっていた時間が動き出す……」的な。
どうなんでしょう。
「K.K.P.」のエンブレムについて
今日買ったクリップファイルにプリントされているエンブレムを見ると、「A KENTARO KOBAYASHI PRODUCTION」と書かれています。
「おや?」と思ってチラシ(フライヤー)を見ると同じエンブレムが。
「“P”って“PRODUCE”の“P”じゃなかったっけ?」と思って以前の何かの作品のときに買ったクリップファイルを見てみると、やはり「KENTARO KOBAYASHI PRODUCE」というエンブレムでした。
うーん。いつの間に変わったのだ。というか、変わったのか?
前作『うるう』のチラシは「KENTARO KOBAYASHI PRODUCE」。
でも『ロールシャッハ』の再演版(黒い方)のチラシには「A KENTARO KOBAYASHI PRODUCTION」のロゴが(初演版(白い方)は「KENTARO KOBAYASHI PRODUCE」)。
K.K.P. の公式ページを見ても「PRODUCE」のままだし。
うーん……。よく分かんないッス。