今も議員会館の外では「特定機密保護法絶対阻止!」を叫ぶ大音量が鳴り響いています。いかなる勢力なのか知る由もありませんが、左右どのような主張であっても、ただひたすら己の主張を絶叫し、多くの人々の静穏を妨げるような行為は決して世論の共感を呼ぶことはないでしょう。
主義主張を実現したければ、民主主義に従って理解者を一人でも増やし、支持の輪を広げるべきなのであって、単なる絶叫戦術はテロ行為とその本質においてあまり変わらない本来あるべき民主主義の手法とは異なるように *1 思います
これをどう読んだら「石破茂は『デモ=テロ』だと言ってる!」ってことになるんでしょうね。
»「絶叫デモ、テロと変わらぬ」 石破幹事長、ブログで:朝日新聞デジタル
»東京新聞:「絶叫デモはテロ行為」 石破幹事長 市民活動、テロと同一視:政治(TOKYO Web)
»石破幹事長ホンネ出ちゃった!「デモの絶叫はテロ」早くも特定秘密保護法の拡大解釈 : J-CASTテレビウォッチ
»FNNニュース: 石破氏ブログで波紋 ...
»石破幹事長:7野党が抗議「デモとテロ同一視は言語道断」- 毎日新聞
「ただ単に主義主張を絶叫しているだけなのは、どちらかというとデモじゃなくてテロみたいなもんですよ(=周りの人にちゃんと説明して支持者を増やすような活動をしましょう)」ということを、かなり厚めのオブラートに包んで書いてるだけだと思うんですけどね。
すっごい慎重に言葉を選んでるように見えるし、この文章を問題にしている人たちって一回でもちゃんと読んだんでしょうか。
非常に疑問。
抗議するなら「デモをテロとは何事か!」ではなくて、「我々はちゃんとデモをしている!」だと思うんですけど……。
まぁ、条件反射でこういうことに反応する(せざるを得ない)人たちも居ますからね。
そういう人たちが反応する材料を与えてしまったという意味で、石破さんも反省しないといけないのかも知れません。
政治家は大変だぁ。
ちなみに。
特定秘密保護法案については、僕もこのまま成立してしまうのは正直反対というか不安です。
法律の必要性は分かるんですけど、あまりにも急ぎ過ぎというか。
急いで成立させようという姿勢が透けて見えると、「成立させることが最優先で、中身は二の次なんだろうなぁ」と感じるんですよね。
そうやって多少強引にでも作らなきゃいけない法律もあるんでしょうけど、今回はモノがモノですから。
もう少し慎重に確実に進めてもらいたいもんです。
(だからって揚げ足取りでどうにかしてやろうという姿勢はどうかと思いますけどね)