小保方さんの会見をテレビ中継で見てたんですが……。
この人はこういう話し方をする人なんですね。たぶん。
芝居がかっているというか原稿を読み上げてる感じというか。
冒頭の部分は予め用意してた原稿があったんでしょうけど、その後の質疑応答でも同じような調子で話してるのを見て「あぁ、そういう人なのか」と妙に納得。
「STAP 細胞は、あります!」を聞いたとき、さとう珠緒が思い浮かんじゃったんですよね。
あの言い方を素でできるというのは、もう天性のものとしか言えません。
ただ、あの状況であの長時間ずっと同じ調子だったので、小保方さんの場合は意図的なキャラ付けとかぶりっ子とかではないんだろうな、と。
ああいう人も世の中には居るんですね。
オジサマ方には放っておけないタイプなんだろうなぁ……(邪推)。
えーと、会見の中身についてはさっぱり分かりませんでした。
もう水掛け論でしかないというか外野がとやかく言える状況ではない(それだけの材料が揃ってない)と思うので、とりあえずしばらくは理研なり弁護士の先生なりに任せるしかないような気がします。
「実験を公開して STAP 細胞を作れば疑いは晴れる」って言ってもねぇ。
理科の授業の実験じゃないんだから。
あと、相変わらずマスコミの質問は的外れなのが多いなぁ、とは思いました。
[ちょっと追記]
会見中、何度も繰り返されていたのは「未熟」と「不勉強」。
たぶん弁護士と事前の打ち合わせでこれをキーワードにしようということになっていたんでしょう。
理研や科学界(?)からの疑問としては「いくらなんでもわざとじゃなきゃこんな間違いしないはずだ」というのがあって、それを否定するために「未熟で不勉強な私だからこんな間違いをしてしまったんです(=わざとじゃないんです)」というロジックを組んできたんだろうな、と。
ただ、そうなってくると「STAP 細胞はあります」という小保方さんの言葉の信用性が下がっちゃうんですよね。
だって、「未熟で不勉強な私」が辿り着いた結論なんだから。
結論は間違いないけど論文の作成についてだけ「未熟で不勉強」っていうのは、ちょっと都合が良すぎな気がします。
まぁ何にせよ科学的な根拠はまったく示されていない状態ですから、他の人が再現実験するための手順や最適条件(「プロトコル」?)をなるべく早く発表して欲しいですね。
「欲しいですね」って言っても、当然ながら僕は外野から傍観してるだけなんですけど。
とりあえず気長に待ちましょう。